国中に銅像を建て肖像画を飾り個人崇拝を煽る指導者は好きになれない。 そういう指導者は、偽善で厚化粧して、例外なく、国民を抑圧している。 だから当然放逐されるべきとは思うものの、それでも、つむじ曲がりのオヤジとしては、今回のアメリカのイラク攻撃には幾つもの素朴な疑問を感じずにはいられない…。 「よくわからない。生物・化学兵器はよくなくて、ハイテク兵器でなら大量殺人も許されるという線引きは一体どこから来るものなのか。どちらも人殺しを目指した道具であることには変わりない。」 ( 毎日新聞 みんなの広場 欄 ) まったく同感である。広島と長崎に原爆を落としベトナムに枯れ葉剤をばら撒いたのは大量破壊兵器の典型ではないのだろうか?核兵器を開発し保有し、ミサイルを大量に保有しているロシアやアメリカ、フランス、イギリス、中国などが査察の対象にならないのはなぜなのか、オヤジとしては不思議でならない。 大国は、都合の悪い事はほっかぶりする権利を与えられているのだろうか? また、今回のイラク攻撃の特徴を次のようにまとめている署名記事があったが、本当にそう思う。 「@米国はある国を自国と世界にとっての脅威と認定できる。 A国連が同意しなくても、攻撃される前にその国で戦争ができる。 B政権を武力で倒し、軍事占領し、親米政権を樹立できる。」 |
圧倒的な武力を背景にやりたい放題というのでは、世の中真っ暗やみ、弱肉強食の世界ではござんせんか?と言いたくなってしまう…。 ブッシュさんは、さかんに植民地を拡大し傀儡(かいらい)政府の樹立を競った帝国主義・覇権主義の時代の妄想にとりつかれたのだろうか? 過去の過ちから学ばず、歴史の歯車を逆回ししようとするような理屈が腑に落ちない。 傷ついたイラクの民衆の為に日本が医薬品など人道援助するというのは大賛成である。 けれども、アメリカが戦後復興の為に応分の負担を求めるというのは解せない。 橋や道路や建物をめちゃくちゃに壊した者が責任を持って自己負担で直すのが当然ではないのだろうか?まあそんなことはないと思うが、、復興に要した費用は、豊富な石油資源で払ってもらうとなったらムシがよすぎるというほかはない。 テレビや新聞で、脚や手を吹き飛ばされて病床に横たわる幼い子ども達を見ると心が痛む。 ブッシュさんやフセインさんは心が痛まないのだろうか?貿易センタービルの仕返しだとしたら、イラクの民衆はひどいとばっちりを受けたものである。 立派な指導者は、民衆の悲嘆、願いに心を動かされるようではダメなのだろうか? まだまだ素朴な疑問がいっぱいの戦争だった。 ローカルなホームページのグローバルな話題になってしまったけれど、まあよろしいか…。 |
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