コラム 「 ニサンザイ古墳の野鳥たち 」

 ニサンザイ古墳の野鳥たち
                                                                 
  百舌鳥古墳群で3番目に大きいニサンザイ古墳は、墳丘部は宮内庁の陵墓参考地、周囲の堀は市有地になっていて、
立ち入り禁止なので、豊かな自然が残っています。
古墳の堀は、夏の間は閑散としていますが、冬季、多くの野鳥が飛来します。オシドリ、ミコアイサ、マガモ、カルガモ、
ハシビロガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロの他、ヨシガモ、キンクロハジロ、トモエガモ等の珍しいカモが飛来しました。
アオサギ、コサギ、ダイサギ等のサギ類。オオタカ、ハイタカ、ミサゴ、ノスリ等の猛禽類も見られました。その他、カイツブリ、
カワウ、ユリカモメ、カワセミなど多彩な野鳥たちで賑わっていました。

 しかし、近年、墳丘部水際の樹が伐採され、水位が下げられて、オシドリは隠れ場所を失って飛来しなくなり、野鳥たちも
寄りつかなくなっているのが気がかりです。再び野鳥たちで賑わう日が来ることを願っています。
オシドリ ( ニサンザイ古墳 ) ミコアイサ ( ニサンザイ古墳 )
マ ガ モ ( ニサンザイ古墳 ) カ ワ ウ ( ニサンザイ古墳 )
 
オオタカ( ニサンザイ古墳 )撮影吉村さん カイツブリ ( ニサンザイ古墳 )

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